2017年も残すところあと半月ですね...早い。昨年の今頃は、初めての受注会を終えて、頂いた沢山のオーダーに取り組み始めた頃でした。この一年間は、製作してお渡し、製作してお渡しをひたすら続けておりました。お渡しまでお待ちくださった皆さま、ありがとうございます。エゾシカ革ともとことん向き合った一年だったので、鹿皮の魅力や野生革の難しさにもたくさん直面して、次回の受注会や展示会への改善点も沢山気付かせてもらいました。そんな一年が終わるにあたり、鹿たちへの感謝の気持ちも込めて、最近出逢った美しい雄エゾシカスカルにお花とタッセルで飾り付けをしてみました。これからのホリデーシーズンに色々な場面で登場してもらおうと思っています。

お花のアレンジを担当していただいたのはFlower Ritaとして活動している花人の幸恵ちゃん。ochoの頃からかれこれ15年のお付き合い。最近彼女が行なったクリスマスリースワークショップに参加してみたり、写真で見るアレンジメント作品が素敵なので相談してみたところ快諾。たくさんの花材を持って打ち合わせに来てくれました。

アマリージョ（黄色）カラーをベースにしたい、撮影後も飾っておきたい、との要望を伝え、あとは幸恵ちゃんセンスにお任せ。

数日後、沖縄産ストレリチア、可憐なサンフォルディの他、ドライになっていく様も楽しめるであろう種類の花や葉を使って、とても素敵にアレンジして頂きました。イメージ通りというか想像以上というか。少ない言葉数だったにも関わらずこちらのイメージはきちんと伝わっていて意思疎通できた感じがとても嬉しかったです。

エゾシカ革タッセルとの相性も良かった。

今は作業場の壁に飾られて私の作業を見守ってくれているスカル。頭上の花がドライになっていく様も楽しみです。